掃除シマシタ 2001.06.5
「マッサージ終わりました」
「そう、マッサージをしてしまったの」
「掃除、すみました」
「掃除をしていたのか」
みんなが、変な事を言うものだ、さてはボケたかなと私を見る。
「掃除をするから、部屋が綺麗にならない」
「部屋を綺麗にするから、心が綺麗にならない」
「マッサージをするから、痛みがとれない」
「痛みを取ろうとするから、心のやさしさが育たない」
みんなが、変な事を言うものだと私を見る。
「やって、みるとわかる」
掃除をしようとする者は、掃除をする。
綺麗にするのでは無い。
掃除の時間だから、掃除をする。
「ねば」ならないから、掃除をするのではない。
場所や物を綺麗にさせて頂きながら、
「しなければならないとか仕方がないと思う」その思いを掃除する。
つまり心に型をつけて、自分の心の汚れを綺麗にする。
すべてのものは、自分の心の認知によるもの
汚いものは無いのだが、汚いと感じる私の心はある。
だから掃除か必要のです。
同じく冷たい心があるから、友人との縁を切り裂くのです。
友に縁を切らないように、お願いが必要なのです。
お願いができない「硬いプライドだらけの私だから」
せめて、仕事の上だけでも、やさしくなろう。
せめて本気で行う時ぐらい、自分の心を正しく認知しよう。
「つまらないけど、どうしようもないけど、
たったひとつの私の心と向かい合おう」
手が動く
師匠は「治すのではないよ」
「治療点など探すものではないよ、手が動くのだよ」
確かに灸の点を取る時に「ここが痛いですか」と訪ねた経験は一度も無い。
ただ硬縮や腫れが自然に見つかるので、そこに点をつける。
指圧やマッサージを行う時に自然に手が動く様になると
「一人前になった」と言われます。
気が出でいる、気が強い、気性が激しいと言います。
この気の出ている場所が取りも直さずツボです。
又気を吸い込んでいる場所もツボです。
東洋医学では、この事を陰陽虚実と呼んでいます。
つまり気の出ている場所は、実で陽です。
吸い込んでいる場所は、虚で陰です。
それを木火土金水の五行に分けます。
陰陽五行により病態を診るのが基本です。
すべては、指先に感じる微妙な気の変化を読む事によりはじまる技術です。
簡単ですが、技術には限が無い深さがあります。
「一億分の二ミリ」
人間の指が感じ取れる最小の大きさです。
真に人の助かりを願って治療を行う者には、不思議な力が備わって来るのでしょうか。
いつかしら、勝手に手が動くのです。
その時、師匠の残した言葉の深さを改めて感じます。