腰痛の患者さんは、CTやMRIそしてレントゲンの写真を見せられ
椎間板ヘルニア等の傷病名を聞き、治療は湿布薬と痛み止めです。
治らない患者【治療結果の悪い】が治療院を訪れます。
そのため、我々は常に病院の悪口を聞かされる環境にいます。
そして慢性腰痛を治療し実効果を、出さねばならない立場にいます。
有効な治療をするか、治療を断るか。二者選択の道だけの仕事です。
この問題で三十年も悩みますと
治す方法を探しだす手段として〔正しい勘違いをしたい〕
腰痛の原因は腰椎という骨である。
〔これが間違っていると否定する〕すると支持している筋肉と考えられる。
@理由は、骨の神経は痛みを殆ど感じ無い神経で骨が痛みを感じる、
科学的根拠は無い。
B運動時〔筋肉使用時〕に痛むから、骨では無い筋肉だと。
A腰椎を筋肉が支えていると表現するが 〔間違いないのか〕
本当は筋肉が吊るしていると考えた方が、構造上理由が成り立ちます。
腰部の関節は東京タワーの様に基礎の上に載せて支える構造では無く
瀬戸大橋の様に支柱を立て、支柱と言う脊椎、そして枝線と言う肋骨より
随意に伸縮できる筋肉で吊り下げている。
と考える方が運動機能や働きから理由が成り立ちます。
〔難しい言葉では、腰腸肋筋、多裂筋、棘筋、棘間筋、横突間筋〕
脊髄起立筋肉の働きは特に顕著にその事を現しております。
腰痛治療は、背中や腹部の筋肉がスムーズに伸縮できると治ります。
その為治療は腰部だけでなく、背部筋の治療や腹部治療が重要です。
腰は背中から骨盤骨〔腸骨〕に至る、多くの筋群で構成され、腹部は腰椎及び
肋骨弓から大腿骨内側に繋がる筋群で、総数は百本を上回る筋肉群です。
すべての筋肉の伸縮が自在になることが治癒なのです。
筋肉1本1本を確認し、硬縮や浮腫、炎症を取り除くと事を主眼に治療すると
八割以上の腰痛は完治します。
それ以外の治らない腰痛は、脊椎間狭窄や椎間板の障害等が考えられ外科手術
も大切な治療で有効な治療効果も望めます。
治療師として活かされている。
いくら小生が治療師であると広報しても、一人として
施療される者がいなかったら、只の人。
受療された人に、支えられ支えられての今。
五十年生きられた事に対し、感謝で一杯です。
おしめの取れなかった頃に祖父の「お灸」との出逢い、
悪戯〔いたずら〕の罰に桜の木に繋がれて、足にお灸を据えられた日。
嬉しいとか懐かしいと言う「想い出」とは、ほど遠い記憶。
しかし、不思議な治療師としての「縁」に動かされ、
民間療法、電気治療の公開販売、そして保健所より中止命令。
事故で三階より落下、腰痛・坐骨神経痛の闘病生活。
光を失った友の治療により、闘病生活は終わる。
わずかな、袖触れ合うような縁。
鍼灸師いや経営志〔こころざす者〕岸川美好氏により
治療世界への道を拓いてもらう。
治療技術も生き方も、訪れた人々に、ひとつひとつと教えて頂きました。
治療師を目指す仲間により、本ものを解く力を頂き、
先に逝く友により命の尊厳と儚さを
共に過ごした、犬や猫達により優しさを頂きました。
何一つ、自分の力では無い。
すべて「縁」の力で周った人生。
そして行かされ、生かされ、活かされ続けた今迄。
感謝の日々の中で「本気」に出会う、
つもりで無い、「本気」。
人として治療師としての絶対「気」を。
何れ逝かされる「縁」を持つ私。
知れない明日を語らず、
今日を、今を、そして求めたこの道に、
小さな自分を、活かして生きたい。